鼓傳オープン記念酒復刻ラベル

2024年8月8日にオープンした「酒・発酵・芸術の複合施設　鼓傳-koden-」

およそ130年前に建築し、代々の蔵人たちが
日本酒小鼓を醸してきた酒造りの蔵をリノベーション。
歴史や文化、芸術に触れながら丹波の風土を味わい、
五感を使って発酵や酒蔵の営みを体験することのできる複合施設です。
今回、オープンを記念として、鼓傳の改装中に発見された
幻のラベルを復刻、限定酒として販売いたします。

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「古きを活かして、新しきを造る」

大正・昭和期に活躍した画家、小川芋銭と平福百穂。
彼らが西山酒造場のために描いた、当時実際に使用された日本酒のラベル。
「古きを活かし、新しきを造る」。
これまでの酒蔵のあゆみ、酒造りと発酵の技術、想いを未来に繋いでいく。
改めて初心を思い起こす意味でも、価値のあるデザインです。

温故知新セット（オンラインショップ限定）

無農薬栽培の酒米「兵庫北錦」で造った2本。
「百穂（ひゃくすい・緑瓶）」は、7月のしぼりたてを
そのまま瓶詰した荒々しく爽やかな純米大吟醸無濾過生原酒です。
しぼりたての「百穂」と、1年熟成の「芋銭（うせん・黒瓶）」を
飲み比べてお愉しみいただける、セット限定販売です。

鼓傳オープン記念、「温故知新」セットはこちら

復刻ラベル芋銭（オンラインショップ限定）

2023年7月に瓶詰し、蔵内冷蔵庫で
大切に貯蔵したお酒。
鼓傳プロジェクトの歩みとともに熟成を進めてきました。
1年間熟成した無濾過生原酒は、
まろやかで深みのある味わいに仕上がっています。

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「平福百穂(ひらふく　ひゃくすい)」

自然主義的な画風の画家でありながら、
歌集「寒竹」なども残す文化人。
文人・画人との関りも多く、西山酒造場の三代目であり、
俳人としても名をはせた「西山泊雲(にしやまはくうん)」と
「小川芋銭（おがわうせん)」の二人を引き合わせた人物とされております。

「小川芋銭(おがわうせん)」

河童の絵を多く残したことから
「河童の芋銭」とも呼ばれる日本画家。
西山泊雲との親交が深く、茨城を拠点に活動をしながら、
たびたび丹波を訪れ、滞在しました。
芋銭の次女と泊雲の長男、芋銭の三男と泊雲の長女が結婚し、
終生に渡って交流が続きました。
西山酒造場にも芋銭の絵が数多く残されております。
息子の知可良（ちから）は、日本酒小鼓に使う
小川10号酵母を発見した人物として知られています。